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【目標金額】5人家族FIRE ライフプランに基づく適正資産【方針決定】

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迷い人
迷い人
3人子持ちでFIREってできるの?
かも しかお
かも しかお
出来ます。というか、します!

どーも!かもしかお(@FireShikao)です。

本記事を読めば、1家族がFIREを達成するために計算した目標金額がわかります。

参考にして貰えればあなたの家族にあった目標金額が出しやすいかと思います。

ともにFIRE目指していきましょう!

  • FIREを目指している人
  • 子持ちでもFIRE出来るか悩んでる人
  • 5人家族という形でのFIRE目標金額を知りたい人

記事作成者の生態はこちらになります。

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それではいってみましょう。

 

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FIREとは

まず皆さんもよく聞くと思いますが、改めて説明させていただきます。

  • Financial 経済的な
  • Independence 独立、自立
  • Retire 退職
  • Early 早期

経済的な自立を実現し、早期退職することで自由な生活を手に入れる。

これらの頭文字を取ったのがFIREとなります。

FIREには大きく分けると4種類のFIREがあるので、それぞれ簡単に説明します。

Fat FIRE

十分な資産を形成して、ある程度の贅沢もできる状態で早期退職する方法。

FIREを目指す人は少なからずこの状態が理想と思われている方が多いと思います。

しかしながら、贅沢が出来るほどの資金を捻出できるレベルまでに到達するには相当な資金が必要になってきます。

ごく一般的な過程で目指すにはハードルが高いFIREです。

Lean FIRE

必要最低限の生活費だけは確保できている状態で早期退職する方法。

FIREのタイミングを早めるためには、必要資金設定を下げるのが重要です。

その為にライフスタイルをミニマル化して少ない資金で対応できるようにしていきます。

無理して節約した生活をしてFIREをしても幸福にはなれないので、バランスが重要になってきます。

 

Barista FIRE (= サイドFIRE)

生活費の一部をパート等で賄うことを前提で早期退職する方法。

FatFIREのように余裕をもった暮らしをしたいとは考えるが時間がかかりすぎる。

LeanFIREのように切り詰めた生活にも耐えられない といった場合にこの選択肢が出てきます。

こちらであれば働いて稼ぐ部分が0にならないので、自分が求める理想とFIRE時期に合わせて労働負担を考えていけばよいのです。

このFIREが一番バランスが良く目標としても設定しやすいかと思います。

Coast FIRE

十分な資産を所持しているが、やりがいの為に働き続けるFIREです。

通常通り働いているのでFIREの中でも異質な感じはします。

今の仕事にやりがいを感じており、特に不満もない人はこちらの選択肢になるかと思います。

5人家族の想定支出

family-hand

FIREについて説明させて頂きましたが、かも家にはどのFIREが最適なのか。

ライフプランに基づいて支出を計算して、家族FIREに必要な資産を計算していきます。

今回ライフプラン作成に利用させて頂いたのは『Financial Teacher』になります。

無料サービスになっていて詳細な設定も可能ですので、一度自分のライフプラン見直しという意味でも利用してみては如何でしょうか。

FIRE必要経費算出の前提条件

学校

3人とも共通の設定をします。

可能性で言えば、私立の選択や文系・理系の選択等 好みが出てくることは間違いありませんが、現状では読めないので統一することとしました。

  • 保育園:小学校入学まで認可保育園
  • 小学校:公立
  • 中学校:公立
  • 高校 :公立
  • 大学 :国立 ※自宅外での生活想定

全員が一人暮らしをするとも思えませんが、大学院への進学やその他支出増加が起きた場合のマージンとして考えています。

それらを算出したのが下記のグラフです。

studymoney

2035/2038/2041が子供達の大学入学のタイミングです。

学費及び一人暮らし費用が大きく、支出が増えております。

大学院まで進むとなると一人暮らし期間も伸びるので、3人が重なった期間が出来るとそこが一番苦しい期間となりそうです。

各種保険

現在加入中の保険はこちら

  • 医療保険:家族で毎月5000円程度
  • 生命保険:外貨生命 1000万前納
  • 給与保証:夫婦で毎月5000円程度
  • 自動車保険:夫婦で年5.5万円程度
  • 学資保険:毎月1.5万円
  • 個人年金保険:毎月1.1万円程度
  • 変額保険:毎月3.5万円程度

ざっくりこれぐらいかと思いますので、こちらを支出に入れていきます。

住宅ローン

2020年4月より4400万を35年ローンで組んでいます。

変動金利で組んでおり、現状は0.6%という利率になっています。

もちろん火災・地震保険にも加入しており、10年23万円程度になります。

したがって、年額約150万円(毎月13万円程度)の支出となります。

生活費

こちらは過去に見積もった際には毎月20~25万円という結果でした。

これから毎月家計簿も精査しながらブログで公開していくつもりなので、大幅にずれがある場合は修正していきたいと思います。

投資金額

これはこちらの記事を参考ください。

毎月24万円の投資となります。

 

特別支出

大きめ費用が発生しそうな事象を上げています。

今回のシミュレーションに追加した支出はこちら

  • 子供の結婚贈与:300万円(各100万)
  • 車買い替え:200万円(2台分)
  • 自宅修繕:300万円(10年1回を3回)

結婚の際のお祝い金はもう少しあげたいな。と思っています。

ある程度年齢が経てば資産を削っても問題ない状態になる可能性が高いので、自宅購入時期ぐらいには追加で渡したいところです。

支出合計

おおまかな支出を見てきました。

各支出の合計が下記のグラフになります。

paytotal

やはり子供たちが大学生になるタイミングが一番支出が多い時期となります。

一番大きい年として1200万強ぐらいの支出になり、完全に給与取得だけではマイナスになる為、しっかりと資産を蓄えておく必要があります。

一旦、全支出をまとめてみましたが、さらに2種類に分けていきます。

永続的に発生する支出

生活費等 生きていく上でなくならない支出です。

この費用分を資産取り崩しや配当等で賄うことを考えます。

  • 生活費
  • 医療保険
  • 自動車保険

これぐらいですかね。意外と死ぬまで払わないといけない費用は少ないです。

これを月当たりの費用に換算すると 約26万円 となりますので、こちらをベースに試算します。

払い切りの支出

一回払いきってしまえば以後の支払いが発生しない項目です。

あるいは投資や将来に向けた費用の為、老後等では不要になる項目をあげます。

  • 住宅ローン 4700万
  • 学費 4350万
  • 特別支出 800万
  • 投資関連

これらは後述する4%ルールには載せずに、純粋な必要資産として考えます。

合計9850万円が必要となります。

FIREにおける4%ルールとは

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FIREを調べていると、「4%ルール」という言葉をよくみませんか?

「4%ルール」とは、年間支出の25倍の資産を築けば、年利4%の運用益で生活費をまかなえる、という考え方です。
※25倍とは…「投資元本(100%)÷支出(4%)」の計算が根拠

例えば1年間の生活資金が400万円である場合は、その25倍である1億円の資金が必要になります。

 

実はこの4%ルールはアメリカの経済状況を考慮した数値になっています。

アメリカ株式の年間成長率7%から、アメリカのインフレ率3%を差し引いたものです。

インフレが起こると、それだけ現金の価値が目減りするため、インフレ率の分を差し引いて計算する必要があるのです。

その点を踏まえると、日本のインフレ目標は2%となっており、アメリカよりも低いわけですが、実際には1%程度に収まっているのが現状です。

これだけ見れば5%取り崩しでもリスクは低いと思えますが、現時点では4%ルールで進めていこうと思います。

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Lean FIREを目標とする場合の目標金額

定常支出26万円を4%ルールに当てはめると

(26万 × 12か月) ÷ 0.04 = 7800万

更に払い切りの支出をプラスして

 7800万 + 9850万 = 1億7650万 

これだけの資産が必要となります。

現状資産+今想定している積立で1億7650万を築こうとすると、利率5%で36年程かかるのでちょっと長いですね。

もちろんこの間に住宅ローンも返済していっていますし、学費も払っていってるので目標金額はどんどん下がっていきますが50代でのFIREは難しそうです。

サイドFIREを目標とする場合の目標金額

収入を0にはしないサイドFIREではどうなるでしょうか。

2ケースで考えていきます。

収入10万想定

定常支出26万の内、10万円を収入で補えるので16万円分を4%ルールにかけます。

(16万 × 12か月) ÷ 0.04 = 4800万

更に払い切りの支出をプラスして

 4800万 + 9850万 = 1億4650万 

現状資産+今想定している積立で1億4650万を築こうとすると、利率5%で33年程になります。

収入20万想定

定常支出26万の内、20万円を収入で補えるので6万円分を4%ルールにかけます。

(6万 × 12か月) ÷ 0.04 = 1800万

更に払い切りの支出をプラスして

 1800万 + 9850万 = 1億1650万 

現状資産+今想定している積立で1億1650万を築こうとすると、利率5%で29年程になります。

 

現状の積立金額では50代で目標金額達成は厳しい

ジュニアNISAが終わる2023年以降はクレジットカード枠とiDeCo分で約12万円の積み立てを想定してました。

これまでのシミュレーションから12万円の積立では50代FIREは難しいことが分かりました。

現時点では24万積み立てを実施していますが、これを維持することが出来ればどれぐらい短縮可能なのでしょうか。

現状資産+24万積立で1億4650万を築こうとすると、利率5%で25年程でちょうど60歳になります。

ここが目標金額を達成する最低ラインになってくる事分かりました。

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貯蓄率と利率からみるFIRE達成年数

ここでもう一つFIREまでの必要年数を試算するための指標「貯蓄率」も見ていきましょう。貯蓄率は以下の式から計算されます。

貯蓄率 = 貯蓄額 ÷ 手取り収入 x 100

こちらの貯蓄率と利率(投資リターン)からFIRE達成に必要な年数を導くことができます。それが下図になります。

tyochikuritsu-35出典:FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド

50代でFIREするためには25年以内に達成する必要があります。インデックス投資の年利回りは平均して5%とすると、かも家の目標を達成するには35%以上の貯蓄率が必要という事がグラフから読み取れます。

かも家の家族FIRE目標金額及び方針

ここまでライフプラン作成ソフトを用いて支出を算出し、目標を達成するための資産をシミュレートしてきました。

まとめてみると

  • FatFIREには1億7650万必要
  • サイドFIREには1億4650万必要(収入10万)
  • 現状の積立想定12万では50代FIREの可能性は極めて低い
  • 入金力(稼ぐ力)の向上が必須
  • 貯蓄率35%以上を維持が必要
  • 積立24万維持することが50代FIRE達成のポイント

上記を踏まえて、かも家のFIRE方針は下記とします。

  1. 貯蓄率35%以上を維持する
  2. 2023年中には本業+副業にて月12万の入金力を上げる
  3. 2046年までには副業で10万円確保
  4. 2046年までに1億4650万の資産を形成
  5. 上記を最低ラインとしてFIREを加速させる

上記を目標としてこれから頑張ります。

決してできない目標ではないと思いますので、同じ目標を持つ方頑張っていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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