どーも!かもしかお(@FireShikao)です。
インデックス投資に興味があるけど失敗しないか不安を抱えている人もいるかと思います。
本記事では兼業投資家として実際に運用してきた感想とインデックス投資の向き不向きについて解説しているのでぜひ読んでください。
こちらを読めば自分がインデックス投資に向いているかどうかがわかります。
- インデックス投資に興味がある人
- 実際に運用されている人の気持ちが知りたい人
- 自分がインデックス投資に向いているか知りたい人
- 失敗しない為に気を付けておくべきことを知りたい人
記事作成者の生態はこちらになります。※2022/2/5追記

それでは早速結論からいきます。
インデックス投資は失敗か

これまで2年投資してきましたが、インデックス投資を始めて失敗だったと思っているのは1点のみです。
それはスタートが遅すぎたことです。
インデックス投資の魅力である複利効果をもっと早くに知っておくべきでした。
投資に興味を持ち始めたのは2010年頃です。
色々見ている中で最初に手を出したのは日経平均先物取引でした。
そこから信用取引やオプション取引等も手を出して、数百万円のマイナスとなります。
続いて損を取り戻すべく、単元価格が安いもので仕手株になりそうなもの投資し、数十万円のプラス。
まだまだ負け越しているので、FXや仮想通貨にも投資をしてきました。
仮想通貨においてはXPという草コインで大幅な含み益になりましたが、欲をだして保有している間に微プラスぐらいになってしまい悔しい思いをしました。
その後はBitcoinの自動売買ソフトを作成して若干プラスになりましたが、一発逆転を狙って海外レバレッジで勝負し種銭が0となりました。
しばらく投資の世界から離れておりましたが、ライフプランを作成した際に複利効果の重要性を知り、再度投資の世界へ戻ってきた経緯があります。
色んな投資を経験してきましたが、素人のうわべだけの知識ではなかなかプロ同等の利益獲得は難しいです。
このインデックス投資はプロが運営するものなので、安心して任せられるし、多くの方が運命共同体の状態です。
情報等も入手しやすいので非常に優秀な投資先となります。
インデックス投資を2年続けた実績
インデックス投信の現状利益は約75万円となります。
コロナショックで落ち込んだ時期を経た後に上昇しているので、利益率としては想定よりも高めですね。
たまに状況を見るぐらいで、調整等も一切自分ではしておりません。
まさにほったらかし投資と呼ばれる投資方法ですね。
インデックス投資に対する世間の評価
まずは金融庁が報告しているNISA口座に関するデータを確認ください。
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金融庁 より引用
つみたてNISAの口座増加率
一般NISAは2021年3月からの3か月での口座増加は1.0%となっております。
一方、つみたてNISAは15.5%の増加率と非常に高い数値となっております。
特に若い人の増加率が目立ちます。
長期運用を想定するとやはり年齢が若い方が優位となります。
つみたてNISAにおけるインデックス投信占有率
つみたてNISAでは何が買われているかというと、やはりインデックス投信となります。
8割がインデックス投信になっており、本投資方法が普及されてきているのが分かります。
インデックス投資のメリット3点
それではインデックス投資にはどんなメリットがあるのかを自分の経験も踏まえて説明します。
- 自分の時間が確保できる
- リスク分散を簡単に行える
- これまでのデータから安定した価格上昇が見込める
自分の時間が確保できる
インデックス投資はポートフォリオの見直し等はすべてファンドが実施してくれますので、気が向いたら価格を確認するぐらいでほぼ時間は必要ありません。
ほったらかし投資と呼ばれる所以です。
仕事だったり子供の相手だったり時間の確保はなかなか難しいものです。放置で出来る投資があるのであれば活用して、他の事に時間を費やす方が各自が考える理想に近づけるのではないでしょうか
リスク分散を簡単に行える
個別株投資と異なりインデックス投資は市場全体の投資するようなイメージとなります。
例えば米国株指標のS&P500は500社の株価を状態を示す指標です。
プロによって選出された企業で構成された指標になりますので、1社が崩れたとしても簡単には値崩れしたりはしません。
また適宜構成銘柄の組み換えも行われるので、自動で分散投資している状態となります。
これまでのデータから安定した価格上昇が見込める
個別株やアクティブ投資は当たれば大きな利益を享受出来る代わりに、失敗した時の痛手が大きくなります。
インデックス投資の場合は多数ある企業の平均値となっているので、大きな値動きが少なくなります。
また世界市場や米国市場は過去データから見ても、長期的に見れば右肩上がりの成長を見せておりますので今後も同様の成長をしていく可能性が高いです。
安定した価格上昇は長期運用を前提とした平均想定となります。
長い期間の中には大小の下落は発生します。
インデックス投資のデメリット3点
もちろん良い点ばかりではありません。
今度はデメリットを説明していきます。
- 短期的な値動きは少ない
- 信託報酬等の手数料が発生する
- 爆発的な利益は見込めない
短期的な値動きは少ない
メリットの裏返しにはなりますが、激しい値動きはしないので短期売買での利益の取得は難しいです。
常に市場を監視し、短期間での値動きで何度も利益を取っていきたい人には向きません。
信託報酬等の手数料が発生する
個別株式においても売買手数料が発生しますが、それに加えて信託報酬などの追加費用が発生します。
それゆえ、運用実績がありながら各種手数料が安価なものを選ばないと株価自体は想定通り上昇していても手数料に取られてしまい思ったより手元に残らないような事態も起こりえます。
こちらの記事でかも家の投資先及び設定を紹介しておりますので、参考にしてみてください。
爆発的な利益は見込めない
市場全体が上がるような状態でない限りは急激な上昇はほとんどありません。
そのような状況になった場合はもっと他に伸び率がよい個別株があるはずなので、あえてインデックス銘柄に資金投入する必要もないでしょう。
急激に伸びる銘柄にはそれなりの理由があり、リスクが大きくなります。
慎重に見極めないと痛い目に合うので、リスク許容度を考えながら判断が必要です。
インデックス投資で失敗しにくい人
それではどういった人がインデックス投資に向いているのか、メリット・デメリットを踏まえて答えます。
- 最初に勢いがある人
- 長期運用を想定している人
- 下落にも冷静に対応できる人
- 時間がない人
最初に勢いがある人
自動買い付け設定をすることで毎月定額購入することができます。
最初に動いてしまえばほっといても購入していく事なるので、やるやらないの判断は最初の一回だけになります。
何をやるにも最初は勢いがあるがすぐにトーンダウンしていく人だと、途中で解約したりするのも面倒になり結果的に積みあがっていく事になるのでインデックス投資向きです。
長期運用を想定している人
インデックス投資の積立による最大のメリットは複利効果になります。
この効果を最大限生かすためには、極力長い長期運用が必要になります。
投入金額が少なくても取り出しタイミングが数十年先を見据えているならば、大きな金額となって返ってくる可能性が高いです。
下落に対しても冷静に対応できる人
いくら安定性が高いといえども、数十年の運用の中では大小様々な下落も経験するかと思います。
インデックス投資を成功させるためには、そのような状況となっても変わらずに淡々と購入し続けることが重要です。
狼狽して売ってしまうとこれまでの苦労が水の泡です。
あくまで出口が重要になるので、下落が来てもチャンスと考えて購入し続ける方向けとなります。
時間がない人
時間がない人は購入銘柄を選定する時間もないですし、チャートを逐次見て一喜一憂する暇もないかと思います。
インデック投資ははほったらかすことが必要になるので、多忙で投資の事に集中できないような人にも向いています。
最初に述べた通り、最適な運用もファンドが実施してくれるので素人が運用するよりも高レベルな実績をもたらしてくれます。
インデックス投資が失敗と感じやすい人
万人向けとは言われていますが、こういった人は投資しない方がいいという人はこちらになります。
- デイトレードしたい人
- 一発逆転を狙いたい人
- 運用を人に任せたくない
デイトレードがしたい人
日中も市場に張り付いてガンガン利益を積み上げていきたい人には向きません。
株に限らずFXや仮想通貨の方が値動きが激しく、上下両方で利益を取れるのでそちらに注力した方が良いでしょう。
一発逆転を狙いたい人
今すぐ金持ちになりたい人にはおすすめしません。
一発逆転を狙うのであれば特別値動きが大きい、仕手株や草コインといったものになります。
しかし、こちらはあまりにもリスクが大きいので、実施するとしても余剰資金の中でもごく一部のみまでとした方が良いでしょう。
運用を人に任せたくない人
インデックス投資は基本ファンド任せになります。
自分で銘柄をえらび、厳選された独自のポートフォリオで運用されたい場合は、インデックス投資は向いてないでしょう。
自分で選べる知識があるのであれば、個別投資も面白いと思います。
しかしながら、長期運用で見た場合には割弱以上のアクティブファンドが、インデックス指標に負けているとのデータがあります。
■「S&P500」よりも利益率が下回ったアクティブファンドの割合 | ||||||
期間 | 利益率が下回ったアクティブファンドの割合 | |||||
5年間 | 88.30% | |||||
10年間 | 84.60% | |||||
15年間 | 92.15% | |||||
出典:「SPIVA®U.S.Scorecard」(2016) 注)クリックでPDFが開きます |
個別株投資と合わせて一部の資金をインデック投資へ回しておくことをおすすめします。
結論(やるなら今すぐ)
投資をしたいが勉強する時間がない人にとって非常に魅力的な投資方法です。
そしてやるならば即行動して、十分な複利効果を取れるようになるでしょう。
改めて失敗しにくい人の特徴です。
- 最初に勢いがある人
- 長期運用を想定している人
- 下落にも冷静に対応できる人
- 時間がない人
これ以外の人が失敗するというわけではありませんので、自分の投資方針や性格等も考慮しながら検討してみてはいかがでしょうか?
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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